2006年12月20日

来年の最高税率実質53%!

来年、サラリーマンの所得税や消費税の税率が
一部変わることをご存知ですか?
人によっては少し得した「気分に」なれるかもしれません。
「気分に」というのはあくまでもこの減税は
経過措置でしかないからです。

その前に来年の所得税、住民税の納税スケジュールを
ご覧下さい。

<来年の納税カレンダー>
税金天引きサラリーマン(被雇用者)

所得税:
2007年1月〜12月(毎月)
「2007年」の所得に応じた所得税が課税されます。
・12月は昔は楽しい楽しい年末調整での所得税の戻りが
あったのですが、定率減税が無くなりつつある今、
戻ってくる方はほぼいないと思います。

住民税(都道府県、区市町村税):
来年1月〜5月(毎月)
「2005年」の所得に応じた住民税が課税されます。
来年6月〜12月(毎月)
「2006年」の所得に応じた住民税が課税されます。

上記以外の納税者

所得税:
来年3月まで
「2006年」の所得(確定申告による)に応じた
所得税が課税されます。
・これ以外に中間納付をする方も居ますね

住民税(都道府県、区市町村税):
1月→ 「2005年」の所得にかかる住民税(4期)納付
6月→ 「2006年」の所得にかかる住民税(1期)納付
8月→ 「2006年」の所得にかかる住民税(2期)納付
10月→「2006年」の所得にかかる住民税(3期)納付

天引きされるかされないか。これだけで税金の
納付時期が大きく変わります。

さらに、この天引きされるかされないかが実は、
増税感あるいは減税感を感じるか感じないかの
大きな分かれ目になります。

さて、このなんとも中途中途半端な気分の
その正体は・・・

ゼイゲンイジョウです。
税源が庶民いじめで異常だよ。と言う税源異常ではなく。
税源移譲。これに秘密が隠されています。

実は三位一体改革の影響で、所得税の税率と住民税の税率が
来年からこうなります。

zouzei.JPG

税源移譲のせいで、来年高給取りのサラリーマンは
必要以上に税金を取られてしまいます。
(まあ、あくまでも来年だけで、再来年からは税率は
元通りなのですが・・・)

例えば、年収1,000万以上を去年も今年も受け取っている
パイロットのような職業の方は間違いなく、
来年の住民税税率:(2006年の所得に対しての課税)10%
来年の所得税税率:(2007年の所得に対しての課税)23%
と今年の税率30%(所得税20%,住民税10%)よりも1割増で
税金がかかる寸法になります。
(注:必ずしも給与所得×税率ではないので、せいぜい
1%〜2%ぐらいが実際の増税額になるとは思います。)

年間給与所得が1,800万円以上の人?
税率53%になっちゃいますよ。50%超えてます。

最もこんな超高額報酬をいただいているサラリーマンが
給与天引きで源泉徴収されるはずは無いのですけどね。
確定申告しているはずです。

一方給与所得(年収とは違います)が195万円以下の方は
来年の税率が15%から10%になってちょっと得した気分が
味わえるようです。こちらも再来年からは所得税と住民税
あわせて15%に戻っちゃいますけどね。
給与所得195万円〜200万円という極めて限られた方は
残念ながらずっと増税のようです。
posted by ハッピーオレンジ at 08:18 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 確定申告・税金
この記事へのコメント
 税源移譲のことは知っていましたが、所得の刻の変更で5万円の幅で増税になってしまう人がいるなんて知りませんでした。ま、毎年、所得は変わりますが。
 重箱の隅つつきのつもりではないのですが、「課税」と「徴収・納付」を混用すると分かりにくくなると思います。サラリーマンが給与から天引きされているのは、課税ではなく徴収ですよね。今回の話の核心は、所得税と住民税の徴収または納付時期の違いが生んだことですもんね。
 それと、源泉徴収の額は税率変更や定率減税も加味されているので、今まで年末調整で税金が戻ってきたように見えていた人が、税率の変更で戻らなくなるということはないと思います。額は変わるでしょうが。
Posted by Hiko at 2006年12月20日 16:40
Hikoさんお久しぶりです。

> 「課税」と「徴収・納付」を混用すると
> 分かりにくくなると思います。

そういわれてみれば、賦課側と徴収側、
納付側で立場が別々ですよね。
それを一つにまとめて書いたら確かに
わかりにくい文になってしまいます。
自分の経験と国税のページの文章を足して
(2じゃなくて)5ぐらいで割ったから
こんなわかりにくい文章になってしまった
のかもしれません。

う〜ん。なんとか時間を見つけて書き直して
みます。(ちと反省)

> 話の核心は、所得税と住民税の徴収または
> 納付時期の違いが生んだことですもんね。

その通りです。つたない文章の真意を
汲み取っていただきありがとうございます
です。

> 今まで年末調整で税金が戻ってきたように
> 見えていた人が、税率の変更で戻らなくなる
> ということはないと思います。額は変わるで
> しょうが。

これ勘違いしてました。確かに年末調整では
普通は戻ってくる人の方が多いはず。
「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」
に記入事項が増えた人は戻ってきますよね。

給与明細をもらったときに年間の所得税額
(源泉徴収分)を計算したら定率減税の分だけ
去年より戻ってこなかったので、
あれ?と思っって税金について調べ始めたのが
今回の記事を書くきっかけだったのです。

そういうことですか。なんか納得しました。
Hikoさんありがとうございます。
Posted by ハッピーオレンジ at 2006年12月20日 23:59
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