2005年10月29日

子供には衝撃的過ぎる、ある国の騒動記

昨日の記事を書いていてふと、
税金がない国ってあるのかなと思って
調べてみました。

国税庁のタックスアンサーには、
こども税金相談-税金の豆知識」と言う
コーナーがあります。

そこには税金に関するこねたを解説していて、
「税金はいつできたのですか」
「税金はどうして必要なのですか」
「税金をごまかす人はどうなるのですか」

といった、こどもが興味を持ちそうな
税金に関する質問に答える形式になっているわけです。

とはいえ、オトナからしても興味がある質問も
ちゃんと用意されています。

例えば、「税金(ぜいきん)のない国(くに)はありますか

と言う質問に対し、子供相手にタックスへブンの話でも
始めるのかと思えばさにあらず。
「ナウル共和国は現在のところ税金はありません。」
とかかれています。あとはナウル共和国の説明のみ。
随分あっさりした説明ですね。

最初この文章を読んだときはすんなり納得し、
ナウル共和国っていいところだな。と子供の心で
理解していたのでした。

ところが、現実はそう単純ではなかったのです。

それはハッピーオレンジが汚れたオトナの心を持って
しまったがゆえに持ってしまった思想。
「ナウル共和国の銀行で口座開設できないかな」
と思ってさらに調べてみたら、
かつて神の島遥か国だったナウル共和国は
世界の超問題児になっていました。
このblogでそのいきさつが詳しく書かれています。
ナウル共和国についての本も出版されているようですね。

ところで、何故、問題児になってしまった
のでしょう?
結局その原因も税金がなかったから、と言うのが
正しいようです。
税金がないということは当然どこかで収入が
ないと国家運営はままなりませんよね。
ナウルの場合それは、燐(リン)鉱石だった
わけです。しかし、リン鉱石を取りすぎてしまい、
国家財政破綻の危機。
そこで国民を税金を取ろうとしたのですが、
昨日の記事の結論同様、
税金を取られないので一度も働いたことがない国民
ばかり。税金を徴収することは出来なかったようです。

結局
・隣国オーストラリアにビルを建て、家賃収入で国を運営。
・ナウル国籍を販売
・プライベートバンク設立
を行ったのですがことごとく失敗。
・失業率が0%からわずか1年で90%になる。
・大統領が2人存在。でも国内にはいない。
・国民の2割以上の難民の受け入れ。
・国際電話線が通じなくなり国ごと音信不通。
などめちゃくちゃな状況になったようです。

ようやく、国家再建に向けての道筋が
出来たようですがまだまだわかりません。
現在進行形の物語なのです。

・・・しかし、こんなこと子供には
言えないよなあ。
タックスアンサーの答えがそっけない理由が
分かりました。
posted by ハッピーオレンジ at 11:25 | 東京 🌁 | Comment(3) | TrackBack(0) | 確定申告・税金
この記事へのコメント
こんにちは。ハラビーと言います。
ナウルに問題があることを初めて知りました。理由もなるほど納得できました。社会主義諸国が、経済基盤もないのに社会保障を次々に手厚くしていき、財政破綻したのと、構造的には同じですね。最初から甘やかせては駄目ということですね。

ただ、だからといって日本政府が、リストラも完了していない段階で増税を既定路線として進める公務員たちの厚かましさを正当化できるものではないと思うのですよ。増税論議を表面化させるのは、政府のリストラが完了したあとで、と私は思っています。

だって、民間が経営改善するとき、お客様向け販売価格を上げてから社内のリストラには取り組まないでしょう。いかがでしょう。
Posted by halabi at 2005年10月29日 16:31
こんにちわ。
いやいや、参考になりました。もっとコメントしたいのですが、知識足らず・・・○(≧o≦)○
Posted by ken at 2005年10月31日 13:27
ハラビーさん、kenさんコメントどうも
ありがとうございます。

充分に時間がとれず、中途半端な文章に
なってしまい、読みにくかったとは
思いますが、読んでいただきありがとう
ございました。

<以下長文です>

ナウル共和国は豊か過ぎて働かなかった。
そして有事に動けず、国が破綻。
社会主義諸国は皆働いた。でも資本主義国家
のような政策を取れず財政破綻。

通った経路は違うのですが、
結果は世界の標準からみると失敗だったのです。
社会保障(年金等ではなく、国土開発)を
手厚くして財政破綻している日本の将来が心配です。

国家と民間の大きな違いは、
国家は国と国民を守ることを目的とし、
(ちなみに先進国の中で日本は、
国民を守る意識は図抜けて薄い。)
民間は利益を上げ、関係者にその利益を分配
することを目的とする点にあると思います。

ですので、国のバランスシートの改善に
リストラが含まれないのは、利益を追求しない
国家としては当たり前なのです。残念ながら。

安易な増税論議に走るのは、日本の資源の
一番主要部分が国民だからでしょう。
もし、日本が資源大国であれば、
ナウル共和国や産油国のように、
国民を苦しめる税金をむやみに
課さないでしょうね。

その資源(国民)の中でも多数派が
「タバコを吸い酒を飲む、子供一人の
サラリーマン夫婦」
一方、国の代表であるはずの
国会では上記の人は少数派ですので、
どこに税金を課されるかは
自動的に決まってしまいます。

資本主義全盛の現在では、日本政府の
政策は間違っているようにしか見えない
ですよね。
江戸時代なら王道(=理想の政(まつりごと))
と言われたのでしょうけど。

あ、王道には「安易な方法」という意味も
あるんですね(笑)
Posted by ハッピーオレンジ at 2005年11月01日 19:51
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